空中写真測量 / 測量調査
空から撮影されたステレオ写真を用いて、地形や地物の位置・形状・高さなどを測定する手法となります。地図作製、災害調査、土地利用など多目的に利用されています。
空中写真
空中写真撮影は、航空機から垂直あるいは斜め方向の写真を撮影します。垂直写真は、最新の機材(DMCⅢ)を用いることで、高解像度の写真が取得できます。斜め撮影は、アーカイブとしての撮影や、災害時の迅速な被害状況の把握に活用されています。

写真地図
撮影した空中写真は、地形の起伏やレンズの歪み、縮尺を補正し、中心投影への変換(正射変換)を行います。正射変換した写真同士は繋げ合わせることで、写真地図(オルソモザイク画像)となります。写真地図には位置情報が付加されるため、GIS上で他の地図データとズレなく重ね合わせることが可能です。
数値図化
デジタル数値図化機を用いてステレオ写真による立体視を行い、地形や地物の位置・形状・高さを三次元的に解析し図化を行います。デジタル数値図化機で作成された作図データをもとに、縮尺に応じた図式を適用して編集を行い、地図データを作成します。作成された地図データは、自治体の都市計画や各種管理図面への利用、各種設計業務など幅広く活用されています。

UAV撮影
UAV(ドローン)にカメラを搭載し上空から地表を撮影します。画像をもとに地形や地物の位置・形状・高さなどを測定し、写真地図や地図データの作成を行います。


測量調査
レーザ計測
レーザ計測は、レーザ光で対象物をスキャンし、三次元点群データを取得する技術です。地形図作成やインフラ点検、災害対策など幅広い用途に対応し、対象や精度に応じた機材と手法で高精度なデータを提供します。
- 地上レーザ
- トンネル画像計測(モービルインスペクションシステム)
- 航空レーザ測深
- 航空レーザ測量
- UAVレーザ測量
- MMS(モービルマッピングシステム)
空中写真測量
空から撮影されたステレオ写真を用いて、地形や地物の位置・形状・高さなどを測定する手法となります。地図作製、災害調査、土地利用など多目的に利用されています。
- 空中写真
- 写真地図
- 数値図化
- UAV撮影
河川測量・ダム堆砂測量
河川やダムにおける水中地形を高精度に計測する業務です。音響測深やナローマルチビーム測深技術を用い、水底の形状や堆砂状況を詳細に把握します。治水・利水の計画や維持管理に欠かせない基礎データを提供しています。
- ナローマルチビーム測深
- 音響測深
地上測量
地上測量は、土地や構造物の正確な位置や形状を把握するための基礎的な作業です。基準点測量では位置の基準を定め、路線測量では道路や鉄道の設計に必要な線形を測定、用地測量では土地の境界や面積を明確にし、各種インフラ整備に貢献します。
- 基準点測量 路線測量 用地測量